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お客様第一主義

コンセプト/設立の背景

住宅建築は本来大工(棟梁)が図面を引き、基礎を造り、上棟をし、下職を手配し、完成させ建主から代金を頂くという形でした。
しかしその後大工が工務店を組織し、工事のやり方も請負制となり大きな利益を得ることが可能になりました。

また近代の建築においては、本来あってはならない手抜き工事により、不当に利益を得る業者もでてしまったのです。
特に第一次オイルショック前の建築ブームの建売では、非常に粗悪な建物が大量に供給されてしまいました。

工務店に取って代わろうとしたのが「住宅メーカー」です。
大きな資本の会社が住宅産業に参入し、プレハブ住宅が出現したのです。
大企業の信用と資金力、そして工場生産をバックボーンに手抜き工事に対する消費者の不安に呼応するように、ここぞとばかり攻勢をかけたのです。

消費者の手抜き工事に対する不安は薄らぎましたが、本来持つべき手造りの美しさ、暖かさ、間取りや外観の自由度はかなり制約されてしまいました。
しかも価格が20%位も高くなってしまったのです。
これも、施工手法の請負制は変わらず請負う組織だけが大きくなった結果です。

しばらくの間、消費者の間ではそれでも「信用をお金で買うんだ」と諦めていた時期もありました。
しかし現在ではバブル崩壊以降、大手建設会社や銀行も倒産する時代となり、大きければ安心という消費者の意識も変わりました。
現在では「住宅メーカー」「ビルダー」「フランチャイズ」とさまざまの組織で住宅が供給されています。

しかし、本来の注文住宅の良さはなかなか実現されてないように見受けられます。

施工する組織は変わっても請負制は何ら改善されず、価格の不明瞭さが顕著に見受けられたり、しかも規格という枠に縛られて、本来あるべき設計や仕様の自由度がかなり制約された感も拭い切れません。

実務においては営業・設計・現場と部署ごとに細分化され、施主の意向が現場の細部まで伝わらないという組織面の問題があります。

「工務店」「住宅メーカー」「ビルダー」「フランチャイズ」、また「ゼネコン」と言われる総合建設会社も、通常、設計施工という形で工事を請負います。
設計監理は建築士が行う訳ですが、同じ会社の社員である建築士が監理を行うため、どうしても身内に甘くなってしまい、お客様と施工業者の中立で有るべき監理業務の目的は果たされません。
外部の設計事務所に設計監理を依頼する場合もありますが、多くの場合は確認申請業務だけを依頼し、設計監理とは表向きの姿だけで実態は内部で行うのと何ら変わり無い場合が少なくありません。
また施工会社から仕事を受注する側の設計事務所は、弱い立場で設計監理業務をやらざるを得ないのです。

施工会社に対しての消費者の選択肢は多くなりましたが、それだけ施工会社を選ぶ難しさが生じたのです。

表向きの工事を請け負う会社は一つであるにも関わらず、どんな大きな組織でも、実際に建物を造るのは職人であるという大昔から現在まで変わることのない事実が存在し続けています。

一番好ましいのは棟梁が陣頭指揮をとり、最初の設計から完成引渡しまでを、優れた技術と人情と熱意でまとめるのがベストだと考えます。
しかし現在では住宅に使用する材料や設備も多種多様化し、消費者の住宅に求める機能や生活様式も高度になり、棟梁だけでは対応し切れなくなってしまったのが現実です。

上記、問題点の解消と、お客様第一主義の理念のもと、当社は建築サポートシステムを設立するに至りました。


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