概要 ロケーション 設計のポイント写真集
【 概要 】
一種低層住居専用地域内(40/80)の広さが約30坪の土地で、隣地とは高低差があり、以前に山の斜面であったところを擁壁で造成をして2.5M程土盛りをした土地です。傾斜を利用した地下1階木造2階建ての工夫された住宅です。
【 ロケーション 】
専用住宅とアパートが混在した住宅地です。【 設計のポイント 】
日のあたる明るい住まいにしたい
サッシの高さを天井まで一杯に取り、日差しが部屋の奥まで入るように工夫しました。 | 隣地の状況から南西の角方向からの日差しが有効のため構造壁の部分に窓を配置して木造筋交いの代わりにステンレスの化粧筋交いを使用しました。 |
階段をストリップ階段にして階段室からの明かりを取り込むことにより北側の玄関ホールの明るさを確保しました。 | アプローチ階段下の地下室の納戸にも明かりが差し込むように階段の段板をグレーチングにすることにより実現できました。 |
希望の部屋数と広さを確保したい
建ぺい率40%、容積率80%の厳しい条件のため、隣地との高低差を利用して半地下付の2階建てとしました。 | 玄関を北側建物の中心部に配置して玄関ホールを最小限の広さにする事により部屋として利用できる面積を確保しました。 | 玄関ホールを広く見せるため階段をストリップ階段にすることにより玄関ドアを開けたときの視覚的障害物を排除することにより実現しました。 |
外観の工夫
通路の奥に玄関があるというイメージを回避するために、道路側の門扉に玄関ドアを利用することであたかも道路に面した玄関のように感じられるように工夫しました。 | 道路に面する間口が少ないため、狭い家という印象を与えないように建物の片流れ屋根の重量バランスを考慮して窓の高さ・位置、バルコニーの位置、外壁の色のバランスおよび門扉の位置、大きさを工夫しました。 |
収納対策
敷地に物置を置くスペースが無いので木造部分の高基礎を利用して大型の床下収納を設置して、室内と外部からも出し入れが出来るように工夫しました。 | 壁の厚さも利用して収納スペースをなるべく多く取るように工夫しました。 |